🌌 主な特長

・デュアルバンド透過（Hα & OIII）
  → 星雲の赤（Hα）と青緑（OIII）の光を同時に取得可能。

・超狭帯域3nm FWHM設計
  → 高コントラストで背景光を徹底カット。細部まで美しく描写。

・光学密度 OD4.5
  → 不要な波長を強力に遮断し、信号対雑音比（SNR）を大幅に向上。

・近赤外線（NIR）遮断（～1100nm）
  → センサーへの不要な光を排除し、画像のシャープさを維持。

・反射防止・ハロー抑制コーティング
  → 内部反射やハローの発生を最小限に抑制。

・イオンガンアシスト蒸着コーティング
  → 高耐久・高精度の多層膜コーティング技術を採用。

・ブラックエッジ加工（アンマウントタイプ）
  → 内部反射をさらに抑制し、画像クオリティを向上。

🎯 対応機材・推奨環境

対応カメラ：
 → カラーCMOS/CCDカメラ推奨（モノクロカメラにも対応可）

推奨光学系：
 → f/4以上の鏡筒に最適（※f/4以下の鏡筒にはProバージョンをご使用ください）

おすすめの使い方：
 → SII & Hbフィルターと組み合わせて4チャンネルナローバンド撮影に

光害対応：
 → Bortleスケール1～8の空まで幅広く対応（郊外～都市部）

📦 仕様概要

項目
内容

フィルター種別
デュアルナローバンド（Ha & OIII）

中心波長
Hα：656.3nm／OIII：500.7nm

FWHM幅
各3nm（±0.5nm）

光学密度
OD4.5

NIR遮断範囲～1100nm

コーティング方式
イオンアシスト多層膜コーティング

対応光学系
f/4以上の鏡筒推奨

その他
ハロー抑制コーティング、ブラックエッジ加工

📸 こんな方におすすめ！

・光害地でも美しい星雲を撮影したい方

・カラーカメラ1台で効率的にナローバンド撮影をしたい方

・撮影時間を短縮しながら高品質なデータを得たい方

・SNRを重視するベテラン天体写真家の方

📐 技術仕様（Technical Specifications）

項目         Hα（Hydrogen-alpha）  OIII（Oxygen III）

中心波長（CWL）   656.3nm          500.7nm

FWHM（半値全幅）  3nm（+0.6 / -0.1nm）   3nm（+0.6 / -0.1nm）

ピーク透過率     90%            82%

🔧 共通仕様

項目
詳細内容

遮断性能（Blocking）
≥ OD4.5（300～1100nmの不要波長を遮断）

フィルター厚
2mm（±0.05mm）

基板素材
光学用 単板ガラス（接着なし）

表面品質（傷/打痕）
S/D = 60/40（MIL-O-13830 準拠）

透過波面精度
λ/4 以上

平行度（Parallelism）
30 arcsec 未満

フィルター枠
2インチ（M48×0.75 スレッド）

🧩 フィルター枠仕様

・対応サイズ：2インチ（M48×0.75）ネジ規格

・超薄型フィルターセル採用
 → 最大限の開口径を確保し、周辺減光（ビグネッティング）を最小限に抑制

・ブラックアルマイト仕上げ
 → 反射防止＆耐腐食性に優れ、美観と耐久性を両立

・レーザー刻印仕様
 → 製品名や仕様が消えにくく、長期間の使用でも判別可能

⚠ 使用上の注意

❌ 推奨されない用途

太陽観測（ソーラーイメージング）

夜間の肉眼観察（ビジュアル用途）

🚫 絶対禁止

🔥 本フィルターで太陽を直接見ないでください！

本製品は太陽観測用ではありません。万が一、フィルターを通して太陽を直接見ると、重大な眼障害・失明の危険があります。必ずこの警告を守ってください。